皮膚科医のQ&A 〜vol.12〜 「ワンちゃんにもキューティクルってありますか?」
今回は
「ワンちゃんにもキューティクルってありますか?」
という質問にお答え致します
犬の被毛にもキューティクルはあります!
そして、人と同じようにキューティクルは傷みやすいです
キューティクルが痛むと、被毛がキレイに見えなくなります
せっかく丁寧にシャンプーして、綺麗にカット出来ても、実はキューティクルが痛んでいたら勿体ないですね!
傷む原因の1つにシャンプーの方法があります
そこで、今回はシャンプーの方法を順にご説明致します
(この方法がベストという訳ではありません。オススメの方法があればぜひお教え下さいませ。
①お湯は熱すぎないように!
熱いお湯はNGです!
犬の体温(約38℃)より低いぬるま湯で十分に時間をかけて毛を濡らし、できるだけ汚れを落としましょう
②シャンプーは直接付けないで!
シャンプーは事前にスポンジなどでしっかり泡立ててから使いましょう
(又は泡で出るタイプのシャンプーをお使い下さい!)
(ただし、シャンプーによっては直接付けても問題ないものもあります)
★泡で出てくるアフロートVET 低刺激シャンプー
優しく洗えるので、皮膚の弱い子にオススメで
③シャンプーでこすらない!
しっかり泡立てたシャンプーを揉み込むように洗いましょう
★泡立てる方
④すすぎ残しは禁物!
ワンちゃんの毛は思ったよりも深いです
根元から十分洗い流しましょう
⑤シャンプーしっぱなしにしない!
シャンプー後の皮膚を保護するために必ず保湿剤やコンディショナーを使いましょう
皮膚の弱い子は勿論、全てのワンちゃんに使うのが理想です
⑥タオルでゴシゴシしない!
柔らかいタオルを使い、こすらないようにしましょう
出来る限りコームやスリッカーは使わずに、タオルドライをメインに行います
⑦ドライヤーは遠くから!
ドライヤーの熱は皮膚や毛に良くないので、遠くからを当てましょ
ワンちゃんのキューティクルはデリケートです
日頃のシャンプーの仕方の参考になれば幸いです
皆様から頂いた質問に対して、皮膚科医がお答えしていきます
疑問がある方はコメント、メッセージでお尋ね下さいませ